ホームページなんてとりあえず情報さえ載せておけば、それでいいでしょ
とお考えのあなた。
ホームページ一つで集客は大きく変わっているのをご存じでしょうか?
特に福井県内では新幹線開業を控え、新たに開業を企てている方にとってホームページは無くてはならない集客ツールです。
今回は福井県内で新たにホームページを作る方にとって「失敗しない」ホームページ制作のポイントをご紹介します。
福井でホームページ制作に本気を出すべき理由
福井県内の個人や企業がホームページを作るなら、それは今がチャンスです!
都道府県別デジタル度ランキング4位
2021年3月に野村総合研究所が発表した都道府県別デジタル度ランキングで福井県が見事4位にランクイン。福井県民は他県と比較しインターネットによく触れているということに他なりません。
つまりは検索エンジンの利用者も多くあなたのホームページがヒットする確率が高くなりやすいということ。
さらに「ローカルSEO」という地域にフォーカスした検索結果を狙う対策も効果が出やすく、特に福井で実店舗を持っている方にとって、これは見逃せない集客方法といえます。
交通インフラによる特需
残念ながら延期にはなりましたが北陸新幹線開業や中部縦貫自動車道岐阜への延伸など、高速交通インフラのトピックスが間近に控えています。
特に福井県内の観光業界や実店舗への集客を目的としたサイトでは、北陸新幹線福井開業までの今後数年間は本気でホームページ制作およびホームページの集客対策に取り組むべきでしょう。ちなみに北陸新幹線金沢開業時には「金沢」と行くワードが上昇しています。北陸新幹線福井開業時には「福井␣○○」といった検索が増えることが予想されるので、それを見越してホームページ制作を進めましょう。
競合が少ない
これは業種などによりけりかと思いますが、福井県は相対的に大都市圏と比べると競争が少ないエリアです。特に福井県内の飲食店などは、その飲食店を検索エンジンに入れても大手ポータルサイト(食べログなど)がヒットし、オフィシャルのホームページが出てこないケースがほとんどです。
これではWEB上での集客は大手ポータルの順位に依存し、店舗の特性やお客様に伝えたいことの訴求力が落ちてしまいます。
逆を返せば自社でホームページを運用していれば、福井県内のローカル検索にも引っ掛かりやすく、他社よりもアドバンテージを得ることも可能です。
【設計編】ホームページ制作でやるべきこと
ここからは実際にホームページを作っていく上で重要なポイントを押さえていきましょう。
目的を明確にする
ホームページ制作において最も重要なことは「ホームページの目的を決めること」です。
「デザインをかっこよくしたい」「〇〇サイトのようなホームページにしたい」目に見えるものとして重要ですが、これらは目的ではなく、目的を達成するための手段にすぎません。
具体的にどんなユーザーにどんな行動を起こしてほしいのか、まずはしっかりと「目的」を決めて制作に取り掛かりましょう。
ターゲットを明確にする
まずは「目的」を決めたら次はターゲットです。実店舗の場合はすでに決まっている場合も多いでしょう。年齢やエリア(福井県、福井市など)、属性(アウトドア層など)を細かく設定することが重要です。
これらは全体のマーケティングにもかかわるだけでなく、ホームページのコンテンツがターゲットに合致していないと、ユーザーにとっては違和感のあるページになってしまい離脱される確率が高まります。
コンテンツリストを作成する
目的とターゲットが決まったら、次はコンテンツリストを作りましょう。コンテンツリストは頭の中で考えているサイトを可視化することにつながり、いざホームページを構築する際に迷うことが無くなります。
コンテンツリストはホームページ制作会社に任せてしまいがちですが、自社での考えそれをもとに制作会社に依頼することが望ましいでしょう。
まずは画像のような簡単なコンテンツリストで問題ないので、実際に作ってみましょう。
【構築編】ホームページ制作でやるべきこと
制作会社に外注する場合
ほとんどの会社は外注になるでしょう。その際のポイントは次の通りです。
なるべく地元の業者で
特に実店舗などへの集客を目的としたホームページ制作の場合は、なるべく地元業者がおすすめです。実際に店舗に来てもらいやすく、店舗の雰囲気などからホームページ全体のデザインを構築することも可能で、その場合はオフラインとオンラインで統一性のあるブランディング戦略が可能となります。
またクライアントの製品や店舗を全く知らない人間が、その商品や店舗を紹介するホームページを制作するのは極めて困難だというのが持論です。同じ都道府県内であれば、一度は来てもらうことも容易ですが、これが福井と東京などになってくると足を運んでもらうのも一苦労です。
福井でホームページ制作を考えている場合は、ぜひ福井県内にてホームページ制作会社を選定することが望ましいでしょう。
初めての取引なら途中解約解除できる業者を
ホームページ制作の場合、作って終わりではなくその後も定期的に更新やサポートをしてもらうことがほとんどです。
しかしながら悪質な事例では、月額の運用管理費用を払いながらほとんどサポートをしてくれない会社もあります。その場合すぐに解約すべきですが、中には一定期間解約できない場合もあります。
その一つがリース契約です。リース契約を提示してくるホームページ制作会社は要注意。
そもそもホームページ制作会社とは長い期間にわたり良好な関係を築いていく必要があるので、信頼できる知人や取引会社などからの紹介などが理想ではあります。
適したCMSを選ぶ
制作会社によっては、ホームページを制作する際にCMS(コンテンツマネジメントシステム)を採用するケースが多くなっています。これは制作会社だけでなく、あまり知識のない企業担当者でも簡単にコンテンツの更新ができるメリットもあります。
しかしながら、たまにマニアックなCMSを選択するホームページ制作会社も存在します。その場合、制約が多く簡単に更新できないといったことや、あるいは制作会社を変更した際にうまく機能しないなど様々なデメリットがあります。
賛否両論ありますが、世界で最も使われているCMSであるWordPress(ワードプレス)を使用するのが無難でしょう。
自身でホームページ制作する場合
小店舗のオーナーや個人事業主は自身でホームページの制作を検討する方も多いでしょう。昨今は先ほど紹介したWordPress(ワードプレス)などのCMSによって、HTMLやプログラミングなどの知識が無くても簡単にホームページが制作できるようになりました。
自身でホームページを制作する場合のポイントは次の通りです。
レンタルサーバーの契約
レンタルサーバーとは、ホームページの情報を発信する「サーバー」を「レンタル」することができるサービスです。
レンタルサーバーを契約しないといくらホームページを作っても世に出すことはできません。
ここで注意が必要なのは無料のレンタルサーバーはやめましょう。機能が劣っておりホームページを運用するには適していません。
「エックスサーバー」や「さくらのレンタルサーバー」などは月額1,000円程度。少なくてもこれぐらいのスペックのものを申し込みましょう。
また、その際にインターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みであるSSLも必ず付けてください。ChromeなどのブラウザではSSLで暗号化されていないURLには警告が表示されるようになっています。「このホームページ大丈夫?」と悪評が立たないようにセキュリティ面もしっかりとケアしましょう。
ドメインの取得
ドメインとは、インターネット上に存在するネットワークを識別するための名前のことです。
ホームページのURLが「https://www.●●●.jp」だとすると「●●●.jp」がドメインとなります。
起業や店舗名などわかりやすいドメインを付けましょう。
大部分のレンタルサーバーで同時にドメインの取得が可能です。
CMSはWordPressワードプレスを選ぼう
先ほどからご紹介しているWordPress(ワードプレス)はHTMLなどの知識が無くても簡単にホームページが作れるCMS(コンテンツマネジメントシステム)です。世界で最も使われているCMSという事で操作性はもちろん、カスタマイズできるテーマやプラグインも豊富。それに加えて、分からないことがあっても検索すればほとんどのことが解決できることも、初めてホームページを作る方には安心なポイントです。
このWordPress(ワードプレス)も大部分のレンタルサーバーで簡単にインストールが可能です。
構築するうえで注意すること
ユーザーにとって見やすいホームページを作る上で重要なことがあります。それは「今見ているページの現在地が分かること」「ページの表示速度が速いこと」「スマホで見やすいこと」。いずれも当たり前のことですよね。制作する際にはこれらに注意しながら作ることが重要です。
「今見ているページの現在地が分かること」
これには「パンくずリスト」が重要です。よく見るこの部分ですね。
ユーザビリティやSEOの観点からもとっても重要。WordPress(ワードプレス)ならプラグインやテーマなど専門的な知識が無くてもパンくずリストの設置が可能です。
「ページの表示速度が速いこと」
あなたがどこかのホームページを閲覧しようとして表示が遅いと感じたことはありませんか?その時にあなたがとった行動は何でしょうか?おそらく、別のページに移ったり、あるいはホームページ自体を閉じたりといった経験もあるでしょう。
このようにページ速度はユーザビリティの観点からとても重要です。
適時Google公式のスピードチェックツールPageSpeedInsightsを利用し、速度チェックをしてみてください。
「スマホで見やすいこと」
現在ではスマホからの検索が主流になっており、私の所属する事業会社ではスマホ7割、パソコン3割という比率になっています。
そんな中、たまに見かけるのがスマホで検索してもパソコンの画面が表示され、小さいスマホの画面では全く何が書いてあるかわからないというサイト。パソコン用とスマホ用、2つのサイトを用意するのは大変なのでディスプレイの大きさによって効率的に適したサイズで表示させる「レスポンシブWebデザイン」を活用しましょう。
こちらもWordPress(ワードプレス)では、レスポンシブ対応されたテーマやプラグインが多く用意されています。
デザイン面の考慮
「トンマナ」という言葉を聞いたことはありますか?これは「トーン&マナー」の略で、ブランドイメージカラーとホームページのデザインカラーを合わせるなど「トンマナ」はブランディングにおいて、非常に重要です。
ホームページにカッコよさを求めるあまりブランドイメージと違いユーザーが違和感を感じるなんてことの無いように注意しましょう。
コンテンツ適正化
コンテンツにはオリジナリティが求められます。もちろん文献や他サイトを参考にすることもありますが、コピペはやめましょう。SEO対策の面においてもGoogleの求める高品質なコンテンツにはなりえず、順位の下落の可能性もあります。
また、大きすぎる画像はページの表示速度の遅延をまねき、ユーザーの離脱にもつながります。適切な画像サイズでホームページに掲載することを心がけましょう。
【SEO・集客編】ホームページ制作でやるべきこと
ホームページを制作する際に、必ず実施したいのがSEO対策です。
別の記事で、特に福井のSEO対策をやるべき理由を書いてあるのでぜひご覧ください。
「ある県内主要キーワードで200位以下からたった6か月でTOP5位以内に」これは数年前までSEOに触れたことも無かった私が、この半年間で残せた実績です。私は福井県内の事業会社でインハウスのデジタルマーケティングを担当していま[…]
ぜひ本記事を参考にしていただき、福井県で集客に優れたホームページを制作してみてくださいね。