福井SEO対策

福井でSEO対策をやるべき理由【担当者・実務者向け】

「ある県内主要キーワードで200位以下からたった6か月でTOP5位以内に」

これは数年前までSEOに触れたことも無かった私が、この半年間で残せた実績です。

私は福井県内の事業会社でインハウスのデジタルマーケティングを担当しています。今回の記事では、インハウスの視点から同じようにSEO対策を考えている、あるいはSEO対策を実施している担当者や実務者に向けて「福井でSEO対策をやるべき理由」紹介していきます。

尚、ここでは担当者・実務者向けの内容となっていますがSEO導入の概要編となっていますので、中小企業の経営層や個人事業主にも役立つ情報です。ぜひ自社のSEO対策にお役立てください。

そもそもSEOってなに?

福井SEO対策

SEO(エスイーオー)とは、Search Engine Optimizationの頭文字を一字ずつとった略称で、日本語では「検索エンジン最適化」と呼ばれます。

皆さんが何か調べものをするとき、GoogleやYahoo!の検索窓に、その調べたい言葉を打ち込みますよね。その際に自社ホームページを上位に表示されるように、WEBページを最適化することをSEO対策と呼びます。

SEOの目的

SEOの目的は自社ホームページを検索上位に表示させることです。

しかしながら間違えてはいけないことは、検索上位に表示させることは自社ホームページへの集客の入口の一つであり、重要なのは「商品購入」や「来場」といった自社ホームページのコンバージョン(最終目標/ゴール)なのです。

つまり、SEOの目的はコンバージョンを最適化させるための手段の一つとして考える必要があります。

検索エンジンの仕組み

最も有名な検索エンジンといえばGoogleです。昨今では物事を調べるときに「ググる」なんて造語も出るほど。そのシェアはなんと74.22%。次いでyahoo!が20.80%ですが、現在Yahoo!の検索エンジンはGoogleの仕組み(アルゴリズム)を利用しているため、実質はGoogleが95.02%を占めています。

そのため、SEO対策としては約95%を占めるGoogleの検索結果が非常に重要になり、その他の検索エンジンの動向については無視した方が効率的といえます。

引用:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/all/japan

すべてのプラットフォームデスクトップモバイル
Google74.22%72.98%75.17%
Yahoo!20.80%15.69%24.36%
Bing4.57%10.75%0.18%

※データは2021年2月現在

クローラー

Googleには「クローラー」という自動プログラムがあり、世界各国のWEBページを巡回しています。この「クローラー」が情報を収集し次で説明する「インデックス」されていきます。

「クローラー」に効率よく自ページを巡回してもらうことも重要なSEO対策となってきます。

インデックス

「クローラー」により巡回されたページは検索エンジンのデータベース上に「このサイトは○○について書かれています」というように分類・記録されていきます。この分類・記録のことをSEO用語で「インデックスされる」と呼んでいます。

検索結果に表示される情報はインデックスデータをもとに引き出されているので、「クローラー」に来てもらえず「インデックス」されないWEBページは検索結果に表示されません。

今回は概要編ですので簡単に紹介しましたが、この検索エンジンの仕組みを理解し、自社ホームページを上位表示させることをSEO対策と呼びます。それでは次からはその対策の一部を簡単にご紹介します。

SEO対策

SEO対策の本質

まず、「何か特別なテクニックを使えば順位が上がる」。そのような小手先の手法はありません。

昨今、Googleや専門家は「よりよいサイト運営にフォーカスしなさい/ユーザーにとって有益なサイトであり続けなさい」と口をそろえます。Googleはユーザーにとって「良いサイト」を上位表示させるため、日々検索アルゴリズムをアップデートさせています。

SEO対策の根幹となるのは、その「良いサイトとは何か」を考えることに他なりません。もちろん一定のテクニックはありますが、この「良いサイトとは何か(誰に対して/何を/なぜ…)」を事業者主体、あるいは事業者と共に考えていくことこそがSEO対策の本質なのです。

ちなみにGoogleが考える「良いサイト」は「検索品質評価ガイドライン」に掲載されています。

検索品質評価ガイドラインはこちら

昨今ではYMYL(your money or your life/金銭・人生に関するページ)のように、人生をよりよくするサイトが良い評価を受けるようです。ただし、YMYLページはその分、専門性など内容も厳しくチェックされる傾向ですね。

キーワード

Googleの過去のアルゴリズムではキーワードの数も重要な要素でした。しかしながら昨今ではアルゴリズムのアップデートによって機械学習がメインとなり、今ではキーワードの数は検索順位に直接影響することはなく、クローラーにWEBページを発見してもらいやすくなったり、何について書かれたページなのかといったように、そのページを判断するための材料として使われます。

つまり一定のキーワード数のみWEBページにあればGoogleか判断するには十分であり、一時期巷にあふれたような、とりとめのない数万文字の長文でキーワードを詰め込むことは、SEO対策としては効果が無いでしょう。

私であれば、検索上位に数万文字のサイトが出てきたら読む気はしませんね。

リンク

過去のアルゴリズムでは外部から張られているリンク(被リンク)の数によって順位付けがされていた仕組み(pagerank)でした。しかし、外部からのリンクを張るだけの低品質サイトが横行し、ペンギンアップデート(アップデートの歴史は別記事にて)以降、不正リンクにはペナルティが課されるようになりました。

その後は昨今の機械学習によるアルゴリズムにより、キーワード同様にそのページを判断するための材料として使われています。

とはいえ、リンクは重要です。リンクには主に内部リンクと外部リンク(被リンク)があり、それぞれ下記の役割考えられます。

内容効果
内部リンクサイト内のページ同士をつなぐリンククローラビリティ(クローラーが巡回しやすくなること)が高まりインデックスしやすくなる
外部リンク
(被リンク)
外部サイトから自サイトに遷移するよう張られたリンクサイトの人気を図る≒Googleから「良いサイト」と判断されやすい

SEOの対策はまだまだありますが、あまりにも長くなるので今回はこのへんで。

続きは別ページで後日紹介します。

福井の広告宣伝事情からSEOをやるべき理由

私は冒頭でもお伝えした通り福井県内の事業会社にてインハウスのデジタルマーケティングに従事していますが、同時に10年ほどデジタル以外のメディア戦略・広告宣伝業務も担っています。その経験から、なぜいま福井でSEO対策をする必要があるのかを解説します。

福井でSEO対策をやるべき3つの理由

都道府県別デジタル度ランキング4位

2021年3月に野村総合研究所が発表した都道府県別デジタル度ランキングで福井県が見事4位にランクイン。福井県民は他県と比較しインターネットによく触れているということに他なりません。

つまりは検索エンジンの利用者も多くSEO対策も実りやすいということ。

さらにローカルSEOという地域にフォーカスした検索結果を狙う対策も効果が出やすく、担当者・実務者としてはありがたいエリアなのです。

都道府県別デジタル度ランキングはこちら

交通インフラ整備による特需

残念ながら延期にはなりましたが北陸新幹線開業や中部縦貫自動車道岐阜への延伸など、高速交通インフラのトピックスが間近に控えています。

観光業界では開通時に「福井␣○○」といった検索が増えることが予想されるので、今から手を打っておきましょう。(新幹線金沢開業時の場合、「金沢」というワードが上昇)

競合が少ない

もちろんマーケットに比例してのことですが、それにしても福井県はSEO対策を行っている業者が少ない。そのため改善すればするほど結果に結び付きやすいエリアなのです。

このように福井県内でのSEO対策はまだまだブルーオーシャン。次から紹介する県内のメディアと比較し、より費用対効果の高い施策を考えましょう。

福井のメディア事情

テレビ

福井は民法が2局しかなく、福井テレビ、福井放送(FBC)にて独占されています。その結果、CM1本あたりの単価が福井と同じような市場を持つ田舎県と比較すると格段に高価です。視聴者はNHK、NHK教育、福井テレビ、福井放送(FBC)4局の中から選んで視聴するので、比較的CM視聴率は高くGRPが取れやすい部分はありますが、パワーバランスとしてメディアが力を持った、いわゆる殿様商売状態です。

ラジオ

FM福井、FBCラジオ、他ローカルラジオ局があります。メインであったドライブのお供も若年層ではSpotify(スポティファイ)などの音楽サブスクを使用しており聴収率は低迷中です。

新聞折込

県内普及率62%(全国2位)と福井県内では圧倒的なシェアを誇っています。特にファミリーのいる家庭にリーチしたい場合は効果的と言えるでしょう。

ローカル情報には価値がありますが、昨今はWEBサイトにて情報がタイムリーに入ってくる時代。人口減少も相まって今後は発行部数も減少していくことは必然ですが、福井新聞ONLINEやLINEの活用などデジタル化も進んでいます。

雑誌

福井新聞発行の「fu」や福井県のエリア情報誌「月刊URALA」がメイン。ともに福井県内情報を扱っていますが、切り口も福井のリアル店舗を紹介しているに過ぎず、美容院や飲食店でしか見かけることはありません。残念ながらオワコンとなっていく媒体でしょう。

WEB広告

一言でWEB広告といってもリスティング広告にディスプレイ広告、ジオターゲティング、DSP広告など数多くありますが、ここでは一括りにして失礼します。Google広告は私もインハウスで運用していますが、非常に費用対効果の出やすいメディアです。先般のデジタル度ランキングにも比例するかもしれませんが、コンバージョンの良い広告の一つです。

 

ここでは主たる福井県内のメディアを紹介いたしましたが、他にもオウンドメディア(企業が独自に保有運営するメディア)もあります。

ホームページ

SEO対策はもちろん自社のホームページがあってこそ。ホームページを作る上で重要なことは別の記事をご覧ください。

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SNS

Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、TikTokが主たるものです。昨今ではホームページ同様に重要度を増すSNSは、企業のオウンドメディアとして欠かすことはできません。ホームページと違い双方のコミュニケーションが可能なメディアです。

メルマガ

MAツールなどの台頭によりOne to Oneマーケティングが可能になったメルマガは、重要なCRMの手段となっています。コンバージョンの測定もしやすくPDCAの回しやすいマーケティング手法です。

パンフレット

徐々に存在感の薄れる紙媒体です。私の企業では、パンフレットをブランディングの一環として、そのビジュアルをホームページやWEB広告のクリエイティブに使用するといった使い方をしています。

しかしながらコンバージョンが測れず、今後ますます減少の一途をたどるでしょう。

 

さて簡単に広告やオウンドメディアを紹介してきました。これらはいずれもどれが優れているかという話ではなく、その企業にあったメディアや、割けるリソースの分量を鑑みながらメディアミックスさせるべきです。

しかしながら、福井県内の広告宣伝ではコンバージョンが測定できないメディアへの出稿が大半を占めています。代理店の言いなりになるのではなく、自社にとって何が最善か思案し、その中でSEO対策がどのような重要度として各企業の中での役割を果たすのかを考えるべきでしょう。

私の考えでは、数あるメディアと比較してもSEO対策はホームページ制作と同様に重要。特にこれからホームページ制作を考えている方は必ず同時にSEO対策を行ってください。

福井でSEO対策を始めるなら

ここからは冒頭述べた担当者・実務者に向けてのお話です。

あなたがSEOの重要性に気づき、何らかの行動を起こしたいとしましょう。その際、SEO対策を始めるまでに越えなければいけないハードルは以下の点でしょう。

  • どのような施策をするのか
  • 費用はどれぐらいかかるのか
  • 効果はどれぐらいの時間でどのように得られるのか
  • 担当者としてそれに割く時間はどれぐらいなのか
  • 上司や上層部の承認は得られるのか
  • 担当者としての知識はどれぐらい必要なのか

私も同じように不安でした。そしてこの不安の答えは、あなたの会社の規模や狙うべき市場規模などによって大きく変化するため、それを踏まえずして明確な回答は出ないのです。

インハウスで対策

いきなりインハウスでSEO対策を行うことはおすすめしません。もしあなたが他の仕事を一切せず、SEO対策のみに集中できる環境であれば、あるいは可能かもしれませんが、しかしそんな恵まれた環境はごく稀なことでしょう。

通常はかなりの兼務をしながら実行するハメになるはずです。また、確かな知識を得るまでにもかなりの学習、および実務経験も必要です。

まずは外注をお考えになることが賢明です。

広告代理店経由での外注

福井県内にも広告代理店は数多くあります。あなたの会社と取引のある広告代理店の場合、あなたの会社の規模やターゲットについても熟知しており、その規模に適したSEO対策業者を探してくれる可能性があります。

デメリットとしては残念ながら福井県内の広告代理店の中に、その分野に明るい会社を私は知りません。もちろん広告代理店の中にも知見があり優秀なスタッフはいるでしょう。しかしそうでない場合は、SEO対策業者の選定を間違い、必要以上の費用がかかったり、求めていた結果が得られない場合も多いと考えられます。

ホームページ制作会社経由での外注

SEO対策をする上で、ホームページ制作会社の協力は必須です。あなたのホームページ制作会社がSEO対策に明るい場合、それは最も効果的な方法といえます。

しかしながら、ほとんどのホームページにおいてSEO対策の初歩ともいえる適切なマークアップ(HTMLの記述)でさえできていないことが多いのです。また、SEO対策はマーケティングの考えが非常に重要。エンジニアであるホームページ制作とは異なる分野になります。このあたりの見極めが重要です。

フリーランス

SEO対策業者からの独立の場合もあり、広告代理店経由よりは安価な場合が多いです。しかし中には有能であるがゆえに、クライアント側の社内事情を鑑みず結果のみにコミットする提案してくる場合もあります。我々のような会社員にはその前に超えなければならない「社内稟議」というハードルがあるので、この辺りが難しいところです。

もちろんピンキリなので、信頼できる人の紹介などであればよいでしょう。

 

このようにいずれも一長一短。

まずは取引先である広告代理店やホームページ制作会社に聞いてみるのが良いでしょう。しかし広告代理店はSEOを知らなくても「できない」とは言いません。もちろんお金のために。慎重にご判断されることをおすすめします。

ちなみに、同じくインハウスの担当者として、ぜひ福井県内の企業の皆さんにはSEOを実施してほしいので、メールにてご連絡いただければリソースや目標感を伺いながら、信頼できる業者の紹介など簡易的なアドバイスは可能です(もちろん無料です)。

 

さて、ここまでSEO対策を考えている、あるいはSEO対策を実施している担当者や実務者に向けて「福井でSEO対策をやるべき理由」を紹介してきました。

福井をよりよくするためには福井県内の企業が元気である必要があります。今回の記事がその一助となれば幸いです。

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