1日中過ごせる恐竜博物館周辺の公園を徹底解説!化石発掘体験やディノパークも!

福井県立恐竜博物館のある「長尾山総合公園(通称:かつやま恐竜の森)」。
ここでは恐竜が遊具になっている広場や実物大の恐竜がウォークスルーで楽しめるパークなど、まるごと恐竜を楽しめる、まさに恐竜のテーマパーク。
福井県外から福井県立恐竜博物館お目当てに来た方も、ここをセットに考えている方も多いのでは?
そこで今回は恐竜博物館とセットで楽しめる「かつやま恐竜の森」を恐竜大好き家族目線でご紹介!
参考>>【2020年度】地元民が語る!福井県立恐竜博物館のおすすめ情報、周辺施設を徹底解説!

かつやま恐竜の森ってどんなとこ?

かつやま恐竜の森がある場所は福井県勝山市に位置し、その勝山市は恐竜化石発掘のメッカ。勝山市の山の中では平成元年から福井県の恐竜化石発掘調査事業が継続されており、昨年の夏まで第4次恐竜化石発掘調査が行われていました。
そこには手取層群と呼ばれる福井・石川・富山・岐阜・長野の5県にまたがる地層があり、中生代のジュラ紀前期から白亜紀前期にかけての化石が発掘されています。
新種の恐竜も見つかっており、「フクイラプトル」「フクイサウルス」「フクイティタン」「コシサウルス」「フクイベナートル」といった福井にちなんだ名前が付けられています。
そんな恐竜たちが展示されている恐竜博物館や、実際の化石発掘をされている地層の石を使った化石発掘体験など、まさに恐竜尽くしなスポットが、かつやま恐竜の森。恐竜好きはもちろん、そうでない方も恐竜ファンになってしまう、夢の場所なのです!

化石のイメージ

公園おすすめスポット

どきどき化石発掘ランド

日本一、恐竜化石が発掘されている勝山市。
実際の採掘現場から運ばれてきた石を使っての化石発掘体験です。主に見つけられるのは巻貝や2枚貝といった動物化石、シダやソテツ類などの植物化石が中心です。
しかし!ごくまれに恐竜やワニの骨や歯、カメの甲羅などの貴重な化石が見つかることも!!見つかれば恐竜博物館に展示されることもあります。
そんなロマンあふれる化石発掘体験の所要時間は約60分。開始と終わりの10分程度は説明があります。
開始の説明は化石の歴史や化石の見つけ方、見つかる化石を教えてくれますが、これがまた面白い!スタッフが子供目線でお話ししてくれるので、子供たちも興味津々。
それが終わるといよいよ実際の発掘です!なかなか見つからない方にもスタッフが見つけ方のヒントをくれるので安心。必ず何かしらの化石は見つけられますよ!
見つけた化石は1人1個持って帰ることができ、家族旅行の思い出に。あなただけの1億2千年前の特別な化石をがんばって探しましょう!
体験は予約制。事前に下記サイトから予約をおすすめします。
ご予約、詳細はこちらから>>どきどき化石発掘ランド

体験料大人1,050円、高校生850円、4歳~中学生530円
営業時間9:30~/11:00~/13:30~/15:00~(※開催回数は日によって変動)
所要時間60分
対象年齢4歳以上
準備物軍手または手袋、つま先の出ない履物
URLhttps://kyoryunomori.net/dig_experience/
アクセス(電車・バス)福井駅よりえちぜん鉄道勝山駅まで。勝山駅からコミュニティーバスで約15分。
(車)中部縦貫道勝山ICから約6km、10分
恐竜博物館周辺の化石発掘体験の様子

ディノパーク

あなたは実際の恐竜のサイズって知っていますか?大きい恐竜だと全長20m超、そして大人気のティラノサウルスは約13mだそうです。そんなリアルサイズの恐竜たちの会えるのがディノパーク。
ここディノパークでは実物大の恐竜が森の中にいて、1週約450mを歩いて回るテーマパークです。リアルなサイズとリアルな鳴き声、さらにはまるで本物かのような動きも。まるで恐竜時代にタイプスリップしたような感覚に。
あまり紹介するとネタバレになりそうなので、ここでは簡単に各エリアをご紹介します。

恐竜博物館周辺のディノパーク

ゾーン1 弱肉強食エリア

まずは入り口で冒険マップを手に取って出発しましょう。
最初のエリアは肉食恐竜エリア。小さくても獰猛な性格だっと言われているディノニクスがテノントサウルスを襲っている様子などが体験できます。鳴き声もリアルで、このあたりでビビりだす子供も…。

ゾーン2 大空の王者エリア

ここでは大空を羽ばたくプテラノドンが印象的。このプテラノドンは今現在空を飛んでいる動物とは比較にならないほどの大きさで、翼を広げるとなんと9mにもなると言われています。恐竜の時代には体の大きかった翼竜の中でも最大級の種類であり、そのため空の王者と呼ばれることも。ちなみに名前の由来は「歯のない翼」。わかりやすいですね。

ディノパーク内のプテラノドン

ゾーン3 魚が大好物エリア

ここではスピノサウルスが、通路のすぐ脇にいます。ここまでくると子供たちも慣れてきて、いい笑顔で写真が撮れる絶好のスポット。
ちなみに「魚が大好物」という変わったエリアの名前ですが、スピノサウルスはティラノサウルスより大きい体でサメとともに泳ぎ、それらを捕食していたと言われています。

ゾーン4 襲撃の谷エリア

ここでは獰猛な恐竜たちが襲い掛かってきます。映画でも有名になったヴェロキラプトルはかぎ爪が鋭く、捕まったら一巻の終わりです。さあ、あなたはその襲撃から逃れて次のエリアに行けるのでしょうか?

ゾーン5 角竜が勢ぞろいエリア

ここは角がはえていた恐竜のエリア。角竜は草食が多く、のんびりとした性格。3つの角を持つペンタケラトプスや角竜の中でも特に立派な角を持っていたスティラコサウルスなどがお出迎えしてくれます。

ゾーン6 陸の王者対決エリア

ここではみんなが知っているティラノサウルス、トリケラトプスが登場。ディノパーク内で最も迫力があり、大興奮まちがいなしのスポットです。ティラノサウルスはもちろん恐竜の王様ですが、トリケラトプスも3本の角で応戦。さあどちらが勝つのか。想像膨らむエリアです。

ディノパーク内のティラノサウルス

ゾーン7 失われた時代エリア

ここでは巨大竜脚類マメンチサウルスが登場。全長20mの実物大は圧巻です。

さて、ここまでディノパークの各エリアを紹介してきましたが、特におすすめなイベントが「ナイトディノパーク」。毎年8月のお盆限定の企画ですが、恐竜も夜行性だったのでしょうか?昼とは比べ物にならない迫力が。
ぜひともリアルな恐竜たちを、このディノパークで体験してみてくださいね!

入場料1人600円(3歳から)
営業時間9:00~17:00(最終入場は16:30)
所要時間30分
対象年齢3歳以上
URLhttps://www.dinopark.jp/
アクセス(電車・バス)福井駅よりえちぜん鉄道勝山駅まで。勝山駅からコミュニティーバスで約15分。
(車)中部縦貫道勝山ICから約6km、10分。

巨大昆虫冒険ツアー

同じくディノパーク内にあるこのツアーは、電気自動車(バス)に乗って巨大昆虫が住む森に散策しに行くというもの。全長5mのカブトムシやクワガタ、スズメバチなどが各所に隠れていて、昆虫好きにはたまらないツアーです!

入場料1人600円(3歳から)
営業時間9:00~17:00(最終入場は16:30)
所要時間15分
対象年齢3歳以上
URLhttps://www.dinopark.jp/
アクセス(電車・バス)福井駅よりえちぜん鉄道勝山駅まで。勝山駅からコミュニティーバスで約15分。
(車)中部縦貫道勝山ICから約6km、10分。

チャマゴン広場

この広場の特徴は大きな恐竜滑り台。その下にはなんと大きな口を開けた恐竜が待ち構えています!
「うゎ~恐竜に食べられちゃう~」的な写真を撮るにはピッタリのモニュメント。また、休憩できる大きなテントや芝生エリアもあり、子供を遊ばせて親は休憩といったシーンにピッタリの広場です。

恐竜博物館周辺の公園の滑り台
恐竜博物館周辺の公園のティラノサウルス頭

ティラノサウルス広場

ここは長尾山総合公園の最深部。2匹の恐竜が戯れるそばにアスレチックがあります。大きなアスレチックですが、休日には大人気でキッズたちでいっぱいに。ここにも芝生エリアや水辺のエリアもあるので、思う存分遊べます!

恐竜博物館周辺の公園のアスレチック

バーベキューガーデン

ここは持ち込みバーベキューが楽しめるスポット。
テーブルやイス、バーベキューコンロの代わりとなるU字溝がついて1サイト1,000円~2,000円。
実はここ、地元民たちのバーベキュースポットとして大人気!
食材は持ち込みですが、ティラノサウルス広場の目の前ということで子供たちを遊ばせておきながら、大人たちは心ゆくまでビールを飲めます。

使用料ラプトルサイト(最大10名)1,000円、ティタンサイト(最大20名)2,000円
営業時間9:00~16:00(最終受付は13:00)
設置用具木製テーブル・イス、流し台、消し炭入れ、U字溝、屋根付き
URLhttps://kyoryunomori.net/bbq/
アクセス(電車・バス)福井駅よりえちぜん鉄道勝山駅まで。勝山駅からコミュニティーバスで約15分。
(車)中部縦貫道勝山ICから約6km、10分。
恐竜博物館周辺の公園バーベキュー

公園内のお土産やランチは?

この公園内には恐竜博物館以外の建物もいくつかあります。

ジオターミナル

恐竜博物館の出入口すぐそばの施設「ジオターミナル」。2018年にできたばかりの施設です。
中にはお土産が買える売店、レストラン、観光案内をしてくれるインフォメーションがあります。
売店では大人気の恐竜フィギュアやぬいぐるみはもちろん、職場や友人へのお土産選びにはうれしい箱菓子も多くラインナップ。恐竜博物館内の「ミュージアムショップDINO STORE」は大変込み合いますので、ジオターミナルを活用するのもいいですね。
またレストランはプレートタイプが多く、店外に出てランチを食べることも可能。「ジュラMOCOプレート」「モササウルスDEピタパン」など恐竜にちなんだメニューもあり、恐竜好きにはたまりません!恐竜博物館内の「DINO CAFÉ」も大変込み合いますので、少しでも空いているところが良ければジオターミナルを。

どきどき発掘ランド受付(公園管理事務所)

ここは「どきどき発掘ランド受付」をする場所ですが、そこにもお土産が。かわいいタオルなどのオリジナル商品が魅力です。

ディノパーク受付

ディノパーク受付の建物内にもお土産や軽食を購入できる場所があります。ディノパーク入場前にお立ち寄りください。

ただし、いずれも恐竜博物館内の売店やレストランからするとやや見劣りも…。特にランチが楽しめる場所は少ないので、思い切って勝山市内にでるのもありでしょう!詳しくは別の記事をご確認ください。
参考>>恐竜博物館周辺のおすすめランチ19選

このように恐竜だらけの公園。1日中楽しめるので、ぜひ福井県立恐竜博物館に来るときは予定に入れてくださいね!

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