恐竜好きにはたまらない福井県立恐竜博物館。
これから子供を連れて恐竜博物館旅行を予定している方のために地元民が見どころや周辺施設、観光の情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
福井県立恐竜博物館ってどんなとこ?
あなたは知っていましたか?
恐竜博物館のある福井県勝山市は恐竜のメッカということを。それもそのはず。日本の恐竜化石の約8割が福井県勝山市から発掘されていると言われているのです。
その理由は、福井県勝山市から石川、富山、岐阜にまたがっている手取(てとり)層群と言われる地層。
この地層は中生代の地層には中生代のジュラ紀前期から白亜紀前期にかけて形成された地形で、ここから恐竜化石や動植物の化石がいっぱい見つかっています。
勝山市山中にある化石発掘現場では現在も「第四次恐竜化石発掘調査」が行われており、これからも新種の恐竜が見つかる期待が!
近くの「恐竜の森 化石発掘体験」や「野外恐竜博物館 化石発掘体験」では、実際に化石発掘現場の石を使うので、子供たちも恐竜の骨やワニの歯など貴重な化石を発掘することも!
ロマンにあふれていますね。
恐竜博物館の見どころは?
異世界に降りるエスカレーター
恐竜博物館の造りは、入り口が地上1階、そして展示は地下3階から始まります。
そこで入場してすぐにエスカレーターで地下3階まで下るのですが、それがすごいっ!

異空間に吸い込まれるように、または恐竜の棲む世界に舞い込んでいくようにどんどん下っていきます。
息を飲むこの演出…。
それもそのはず、この博物館の設計は世界的にも有名な「黒川紀章」さん!
納得です。これが大人も楽しめると言われるゆえんです。
迫力満点!動くティラノサウルス
エスカレーターを下り終わって、「ダイノストリート」と呼ばれる通路を過ぎると現れるティラノサウルス。

動きます。吠えます。
実物大2/3サイズで全長は7.2mですが、精巧に作られた目や皮膚はまるで本物の恐竜のような錯覚を起こさせるほどのクオリティです。
リアルに駆け回る風景を映す対面スクリーン
ちょっと不思議な空間です。

画像は約200インチの対面スクリーン。
ここに恐竜が駆け回っている風景が映し出され、もう一方のスクリーンに走っていきます。
対面スクリーンの真ん中にいると、まるで恐竜たちに狙われているみたい!
込み合っている日は、震えあがっているのか見とれているのか、立ち止まる人が多く大変です…。
恐竜の世界に迷い込んだような巨大ジオラマ
等身大(?)の恐竜がジャングルを闊歩していた様子を表現したこのエリア。

シュノサウルスの親子。
このエリアには他にも多くの恐竜が展示されており、恐竜の唸り声や動きはロボットとは思えない精巧さで、まるで中生代にタイプスリップした感覚に。
太古の海の骨格展示
ここは個人的に好きなゾーン。海に住んでいたであろう恐竜の骨格展示です。

恐竜ではありませんが、このウミガメみたいなのが私のオススメ骨格。
「アーケロン イスキロス」という名前の史上最大級のウミガメ。
全長何と5mもあります。
化石発掘の最前線?化石クリーニング室
化石って、ほぼ石です。石の中から化石をとっていきます。
硬い石を削り化石を取り出す作業はとても繊細。
でも、どうやって取り出しているのかって見ること無いですよね?
そんな化石クリーニングの様子を、ここ恐竜博物館では見ることができます。

子供たちは釘付けになること間違いなし!
大人も知的好奇心をくすぐられるスポットです。
子供向け研究所!?ダイノラボ
親子で楽しく学べるスペースが「DINO LABO(ダイノラボ)」


カラフルな設問BOXが子供たちのやる気と好奇心を誘います!
恐竜博物館に来た記念に!恐竜博士とツーショットを
恐竜博物館出口を出て、左側の丘に登ると恐竜博士がベンチに座っています。

夕方には夕日と相まってとってもキレイ。最後はフォトスポットの紹介でした。
レストランやお土産は?
恐竜博物館の中には「ミュージアムショップDINO STORE」というお土産物屋さんがあります。
恐竜博物館オリジナル商品も多数ラインナップされていますが、圧巻は恐竜フィギアの数!

写真の中には収まり切りません。子供たちの「買って買って」と泣き叫ぶ様は、目に浮かびます…。
もちろん職場やお友達へのお土産としての箱菓子なども豊富。
土日は込み合いますが、ここでしか買えないお土産もありますので、必ず立ち寄りましょう!
参考>>恐竜博物館に来たら絶対買いたい・行きたいお土産ショップ情報
レストランは「DINO CAFE」。
恐竜博物館の中で唯一のレストラン。ここでしか食べられないものもありランチにはみんながここに押し寄せます。
レストランも恐竜三昧で、「恐竜バーガーセット」「ティラノサウルスハンバーガーセット」などのランチメニューが大人気。
写真映えするメニュー盛だくさんですので、恐竜博物館のランチにはぜひこちらもご利用ください。
参考>>福井県立恐竜博物館周辺のおすすめランチ19選!

恐竜博物館敷地内の周辺施設
ジオターミナル
恐竜博物館の出入口すぐそばの施設「ジオターミナル」。2018年にできたばかりの施設で、勝山の観光拠点です。
インフォメーションでは勝山市内などの周辺観光の案内を、また中にはレストランやお土産物も販売しています。
恐竜博物館の中はランチの時間やお土産を買うお昼以降はとっても込み合いますので、ジオターミナルに避難するのもありでしょう。
どきどき恐竜発掘ランド
恐竜博物館から徒歩3分ほどのところにある「どきどき恐竜発掘ランド」では、実際の恐竜化石発掘現場の石を使って化石発掘体験をすることができます。
実際にワニの歯やカメの甲羅など貴重な化石が、参加した小学生の手によって見つかっています。
大人も子供も夢中になれる化石発掘体験。ぜひ恐竜博物館の合わせてお楽しみください。
ディノパーク
ここは実物大の恐竜たちがいる森の中をウィークスルーで楽しめるスポット。
あなたはティラノサウスやマメンチサウルスが何メートルだったか知っていますか?
間近で見るとすごい迫力!ここも化石発掘体験同様、大人も子供も大興奮まちがいなしの施設です。
ここでは語りつくせない周辺施設の情報は、別の記事にまとめましたので、ご覧ください。
参考>>1日中過ごせる恐竜博物館周辺の公園を徹底解説!化石発掘体験やディノパークも!
福井県立恐竜博物館までのアクセス情報
関東方面からのアクセス
●空の便
小松空港から空港連絡バスでJR福井駅まで。JR福井駅からえちぜん鉄道で勝山駅で。勝山駅からコミュニティバス「ぐるりん」にて恐竜博物館へ。
●新幹線
北陸新幹線にてJR金沢駅まで。JR金沢駅から在来線でJR福井駅まで。JR福井駅からえちぜん鉄道で勝山駅で。勝山駅からコミュニティバス「ぐるりん」にて恐竜博物館へ。
●レンタカー
小松空港もしくはJR金沢駅から北陸道福井北JCTまで。福井北JCTから中部縦貫道勝山IC下車。そこから約6km、10分。
名古屋方面からのアクセス
●お車
名神高速道から米原JCT経由で北陸道に。福井北JCTから中部縦貫道勝山IC下車。そこから約6km、10分。
●電車
JR特急しらさぎにてJR福井駅まで。R福井駅からえちぜん鉄道で勝山駅で。勝山駅からコミュニティバス「ぐるりん」にて恐竜博物館へ。
関西方面からのアクセス
●お車
名神高速道から米原JCT経由で北陸道に。福井北JCTから中部縦貫道勝山IC下車。そこから約6km、10分。
●電車
JR特急サンダーバードにてJR福井駅まで。R福井駅からえちぜん鉄道で勝山駅で。勝山駅からコミュニティバス「ぐるりん」にて恐竜博物館へ。
さて、いろいろと紹介してきましたが、ステキな福井旅の参考になればうれしいです♪